パーソナルスタイリストが服育としてキャリア教育に携わる

 

 

世田谷の小学校に続き、今回は埼玉県の特別支援学級で3時間のキャリア教育として「服育」講座をさせて頂きました。

印象は特別支援学級と言っても普通の中学生と何も変わりませんでした。もっと言えば、とても優しくて真っすぐな生徒さんばかりでした。

 

ひとり、ひとり将来の夢が書かれているウエルカムカードを作ってくれて感謝の気持ちを表してくれました。その後、丁寧な自己紹介が始まり、ハンドベルの演奏でクリスマスソングとミッキーマウスマーチでおもてなししてもらい、その時点で涙腺はゆるゆるです。

 

1時限目は心と体の解説をして呼吸法を練習してからヨガで体をほぐして和やかな時間を過ごしました。
その後、さんさんと光が入る教室で一緒に給食をいただき雑談をしたりしましたが皆さん、とてもお行儀が良くて感心しました。

 

給食の後は、いよいよ服育の2時間目の授業です。

先ずは見た目が大切だという話、「おもてなし」に続く「みだしなみ」は清潔なこと、TPOなどが社会では必要だということ。

人はなぜ?洋服を着るのかという解説から似合う物と好きな物と魅せたいことの違いや共通点などをわかりやすく話しました。

色彩と心理、色の効果や見え方、色の感じ方などの説明をして、意見交換、最後はひとりひとりドレープをあてて、似合う色を皆で確認し合いました。やはり大人でも子供でも、体感してもらうことが大切だと感じました。

 

そして、最後の3時間目は「ワードローブ診断」クローゼットの説明です。

これは片付けることの大切さと片付け方を説明して、今のシーズンである「大掃除」に役立ててもらうことが目的です。

片付けられない大人にならないように、また清潔な衣服で自分でスタイリングできるようになったり選ぶ力をつけて欲しいという願いです。物にはエネルギーがあり、循環しているということ、だからこそ衣服も大切に扱うこと。それは自分自身を大切にすることとイコールであるということです。

 

そして、今回は特別に自分のお気に入りの洋服を着てきてもらいました。なぜ、その洋服を選んだのか?などを聞いたらそれぞれの理由がありました。好きだという理由、着やすいという理由、お父様が見学に来られていて、大好きなお父様が選んでくれたという理由など理由は様々でしたが、物を選ぶには理由があるのです。

 

それを特別なこととせず、選ぶことを楽しみにして欲しい。そうすれば結果的に無駄がなくなるはずです。

きらきらな生徒さんの瞳が私の話す気持ちに拍車をかけて、あっという間の時間でした。最後には手紙を読んでもらい、ひとりづつから手作りのプレゼントを頂きました。

 

今年最高のプレゼント・・・こらえきれずに思わず涙が出ました。こんなにステキな次世代がいるのですから日本の未来は明るい!そして私達大人はこの瞳に応えるべき背中を見せなくてはなりません。このまま光る瞳を大切に大人になって欲しいと心から感じました。

 

そして、これからも社会貢献としてキャリア教育に服育を広めたいと思います。今回このような機会を頂いたことに心より深く感謝致します。写真もたくさん頂きましたが許可のあるものを使用させて頂きます。

 

【以下、担任の先生が書いて下さったことを添付させて頂きます。】

今日は、私が担任する特別支援学級に、キャリア教育の講師として、スタイリストの「澤木祐子先生」をお迎えしました。

祐子先生は、スタイリスト歴37年のベテラントップスタイリスト。CM・TV・雑誌・舞台・ショー・講演・セミナー…と、各方面で大変ご活躍の先生です。また、ヨガ歴も18年でインド政府公認のヨガ療法士の資格もお持ちで、私もお世話になっています。

今回は、クラスの子どもたちに、社会で活躍する一流の方に触れさせたい、という私の願いにこたえてくださり、お忙しい中埼玉まで足を運んでくださいました。

まず初めは、歓迎のセレモニー。
ハンドベルの演奏を聴いていただきました。

そしていよいよ、ヨガの講座。私のなんちゃってヨガしか知らない子どもたちは、本物のヨガを体験して、「とても気持ちがスッキリした」「身体が軽くなった感じがする」と、とても喜び、教室の雰囲気も綺麗な波動で満たされた感じがしました。

給食を挟んで、午後はいよいよファッションセミナー。みんな、自分のお気に入りの私服に着替えて、授業を受けました。人はなぜ服をまとうのか?から自分にはどんな色が似合うのか?、色のもつ効果やワードローブのお花まで、生徒の興味関心に合わせてとても分かりやすく説明してくださいました。

そして、あっという間に3時間に渡る授業が終了。最後には、祐子先生の眼に光るものがキラリ。「今年一番のプレゼントをいただきました」とクラスの生徒に、お褒めの言葉をいただきました。子どもたちが放つ、純粋で美しくパワフルなハートを感じてくださる姿に、私も胸がいっぱいになりました。

子どもたちは、学習や生活面でできないこともたくさんありますが、誰にも負けない魂の純粋さを持っています。そのことをたくさんの方に伝えていきたいと思っています。

祐子先生、本日はお忙しい中お越し下さり、本当にどうもありがとうございました。
また、みんなに会いにきてください。

 

そして、クリスマスイヴイヴに 純子先生から自分史上最高のプレゼントが届きました。

純子先生は20年間通常クラスの担任をしていらっしゃいましたが念願だった支援学級の担任になり毎日が宝物のような日々だとおっしゃっています。

ご自身の弟さんも同じ存在だからこそ天職を全うされてれいるのです。

私も支援学校で授業をさせてもらい純粋な心を持った生徒さんと短い時間でしたが関わることができました。

そこで多くのものを与えられたのは私の方だったのです。

個別のお手紙は涙なくしては読めません。

人には誰しも光り輝く魂があり、場所があります。

差別のない世の中になるような活動はひとりひとりの意識から始まります。

ISCAがお役に立てれば幸いです

ファッションでコミュニティ、笑顔の連鎖を広げたいです。

素敵なプレゼントをありがとうございました。

 

 

 


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