株式会社ZENホールディングス様(https://www.zen-hd.co.jp/ 資本金5億円・従業員数2,037名)が顧客向けに発行するコミュティペーパー(発行部数:5万部)特集ページに掲載第4回登場させていただきました。
テーマは「プロ・スタイリストが提案する100年後を見据えたサスティナブルファッション」です。
インタビューしてくれたのは、株式会社エーアイプロダクション代表。年間500人以上対応のプロ・インタビュアーとして、多くの経営者、文化人、タレント、学者、医療従事者、アスリート、専門家、ビジネスパーソンの話を深掘ってきた伊藤秋廣氏です。
「サスティナブルファッションの具体的なアイテム」として実際に提案させていただくシリーズとなっています。
11月1日の最新記事からご紹介します。
ストールも前回ご紹介したスカーフ同様、クローゼットに眠りがちなアイテム。スカーフよりもさらに限定された使い方しか思い浮かばない方も多いかもしれませんが、実は工夫次第で様々なシーンに活用できる“優れモノ”だったりします。スタンダードな柄の大判のストールは男女関係なく、個性を表現するファッションのワンポイントになると同時に、防寒対策にも大いに役立ちます。
①首元に変化を付けたいときに活用できる「ボリューム結び」。首にひと巻きしてから輪を作り、そこにストールの先を通します。おしゃれな男性にも是非トライしていただきたいストールの応用法のひとつです。
②ストールを畳んで端と端を結んで二枚折りにします。さらに折ったものの端と端を結んで、腕を通す部分を作り、ジレ風に着こなします。これから季節にはちょっとした防寒対策にも使えますが、例えば水着やサマードレスの上に羽織るなど、オールシーズンで活用可能です。
③肩からかけて裾をあげて結び、さらに内側を引っ張り上げて襟を作って着こなす「スタイリスト結び」。襟はフードの役割を果たすこともできるので、おしゃれアイテムとしてはもちろん、冬場の防寒対策として活用できます。
人の“思い”をつなぐスカーフ
クローゼットの片隅で眠ってしまいがちなスカーフ。実は、何百通りものアレンジを楽しめて、なおかつトレンドに左右されないため、親から子、孫へと伝えていくことが可能。しかも洋服ほど頻繁に着用しないので痛みも少ないことから、まさにサステナブルなファッション・アイテムの代表格といえます。襟元を華やかに演出するだけに留まらず、頭に巻いたり、ベルトにしてみたり、バックになったり、様々な活用法が提案できるという、実用性も兼ね備えています。
それをただ手渡すのではなく、例えば、おばあ様がお孫さんのために、結び方も教えてあげる。要するにコトとモノを同時に伝えていくことができます。まさに時代を超えて、人から人へ、思いをつないでいくことが可能なのです。
①スカーフをプリーツ折にして、華やかに首もとを演出します。ジャケットとシンプルなインナー姿で仕事に出かける際にバッグの中に忍ばせておいて、夜の会食時に身に着ければ、一気に雰囲気を変えることができます。
②プチスカーフを用いたカジュアル・テイストのアレンジ。そのカタチから「クロワッサン」と呼んでいます。白いTシャツやGジャンに合わせる首元のアクセントとして最適。人とは違ったおしゃれを楽しむことができます。
③スカーフがもっとも長く使えるバイアス折りにして、サイドにノットを作って、ネクタイのようにスカーフの先端を通していきます。縦のラインを作るので、身体にボリュームがある人におすすめ。シャープにすっきりした印象を見せたいときに活用できます。
自宅のクローゼットに眠るスカーフは、単に首元を飾るためだけのアイテムではありません。一般社団法人国際スタイリングカウンセラー協会が提供する「スカーフ着せ替えバッグキット」をお使いいただければ、着せ替え可能なおしゃれバッグに早変わりします。
①使用するのはお手持ちのスカーフとキット(中袋とハンドル)
②③スカーフを広げて中袋を包み込むように織り込みます。
④⑤スカーフの両端にベルトのバックルを取り付けます。
⑥自分のお気に入りのスカーフがあっという間にバッグに早変わり。
中袋の大きさはA4サイズの書類が無理なくすっきり収まるサイズ。エコバッグ代わりになるのはもちろん、ノートPCを持ち運ぶことも可能。プライベートにもビジネスにも活用できます。また小さく折り畳むこともできるので、持ち運ぶときにもかさばりません。
この「スカーフ着せ替えバッグキット」以外に、市販のバッグハンドルを用いることも可能です。その日のファッションや気分に合わせて、多様なアレンジを楽しんでみてはいかがでしょうか。
この連載はあと2回続く予定です。
ISCAは今後も地球環境を考えたサスティナブルファッション提案をしていきたいと考えています。
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