
第47回ベストドレッサー賞中嶋一貴氏
1972年にスタートした、日本で最も名高いファッションアワードとして知られる「ベストドレッサー賞」47回目に中嶋一貴氏が受賞されました。
卓越した活動とスタイル、誰もが憧れる生き方を顕彰されるのがベストドレッサー賞です。
今回も各業界から、現役で大活躍されている方々が選出されました。
政治・経済部門ではパナソニック社長、津賀一宏氏
大阪の小さな借家で、松下幸之助氏が電球用ソケット製造業を始めて創業100周年のパナソニック株式会社は今年4月、分散していた家電のデザイン部門を終結そうです。
「大切なのは、決して守りに入らないということなんです」
インタビューでそうお答えになられていました。
学術・文化部門では作曲家の吉俣良氏
「好きな服を思いっきり買うことが、仕事のモチベーション」
そうおっしゃるだけあり、大河ドラマの音楽を二度も担当し、海外でも注目を集める吉俣氏はアーティストとして、ファッションには拘りがあり素敵でした。
今をときめく、女優の有村架純さん、ヘアーメイクさんが昔からの知り合いで現場でお会いして密かに盛り上がりました。
俳優の高橋一生氏は黒の上下にわざとカジュアルな茶靴を合わせて外しのテクニックがお見事でした。控室でかけられていた黒縁の眼鏡もとてもお似合いだったのが印象的です。
ストライプインターナショナルの石川康晴氏は大手アパレルの社長CEO
普段は洋装なのでとあえての和装がお似合いでした。
グループ売上高1300億、グループ従業員数6000名を超える。
「僕にとっての服は、人格を調整するための道具なんです」
普段の仕事スタイルで1番大事にしていることはTPO,金融関係の人と会うときはスーツ、IT系の方と会うときはジャケットにTシャツ、社内会議の時はラフなシャツにチノパンというスタイル
まさに装いをご自分の武器として使い分けていらっしゃる。自己演出を楽しまれています。
MFU推薦音楽ユニットのアルケミストのお二人
一生懸命やり続けることが成功への道だと生まれつき障害をもっている、こんやさんは現在パラリンピック出場を目指していらっしゃいます。

素晴らしい方々の中で担当させていただいている中嶋一貴氏はル・マン24時間耐久レースで6月に総合優勝をされました。夢でありひとつの大きな目標であったル・マンでポールポジションから優勝を飾り、日本車で優勝した史上初の日本人ドライバーです。
初めて仕事をさせて頂いたのは24歳の時、雑誌の表紙撮影でした。
その頃から好青年でさわやか、優しくて穏やかな印象は変わられません。
洋服も既成のサイズがぴったりで素敵に着こなしていただけます。
事前にインタビュー撮影したこの写真はBEST DRESSER STYLE BOOK 2018(講談社MOOK)に掲載されています。
このスタイリングもドレッサー受賞式のスタイリングも担当させていただきました。

日本人初F1レーサー中嶋悟氏は現役レーサー時代から長年スタイリスト担当させていただいてます。30年前、第17回ベストドレッサー受賞されています。親子での受賞はベストドレッサー史上初だそうです。

親子受賞でお二人とも担当させていただいた私にとっても大変に名誉なプレゼントでした。スタイリスト歴38年、この仕事を続けてきたご褒美のような今回の受賞はプレゼントになりました。お父様は日本初F1レーサー、息子さんの一貴氏はの本初、ル・マン優勝という素晴らしい実績でのベストドレッサー賞、本当に喜ばしいことに心より感謝申し上げます。
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