スタイリングカウンセラーが装いを通して1番クライアントに提案したいことは自己肯定感を上げて頂くことです。
芸能人の方を担当してきて感じたことは周りから「綺麗、美しい、素敵」という誉め言葉で、ますます美しく輝いていくという事実です。田舎からでてきたばかりの少女が原石が宝石に変わっていくように美しくなっていく様を間近で見るのは、スタイリストとしての喜びでもあります。
実はこれは医学的観点からも証明されているプラシーボ効果「思い込みの力」です。
プラシーボ(プラセボ)=Placeboというのは、薬効成分を含まない偽薬のことを指します。そして、薬効成分を含まない偽薬を薬だと偽って投与されたとき、病状がなぜか良好に向かってしまうような効果を、プラシーボ(プラセボ)効果といいます。
偽薬でも本人が信じて使えば効果がでるというのがデーター的に証明されているのです。信じる者は救われるのは実証済というわけです。
カウンセリングさせて頂くと、日本の女性は慎みの美学で育っているので良く言えば奥ゆかしいのですが、自己表現して魅力的に魅せるには良い意味で自信が必要です。なぜならその自信でますます美しくなるからです。特に仕事においては堂々としていて、この人に仕事を頼んだら上手くいくという見栄え、立ち振る舞いが必要です。
そういう姿形は、相手に安心感を与えることができ、また周りの反応で自分の心も安定していきます。
脳内ホルモンとプラシーボの美容効果は褒められる、または自分を褒めてあげることが絶大の効果なのです。
反対に高い美容機器を使っていても、 高いエステに通っていても、 どんなに高級な美容サプリメントを飲んでいても、 「あまり効かない」などマイナスの言葉を使ってしまうと、本当に効果が出ないというのを、ノシーボ効果と言い、反対の影響力を産んでしまうのも事実です。
脳は騙せると科学的に証明されているとしたら、自分にとって影響の良いものをチョイスすること、私たちスタイリストはクライアントに論理的観点から確実な素敵を提案して、今以上に素敵になっていただくように提案すること。すなわち自己肯定感をあげてもらうことでクライアントの夢の実現につながるのです。
そして、クライアントに信じてもらえるような結果をだせば、クライアントはますます素敵に輝くのです。
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