パーソナルスタイリストの収入には個人差があります。メディアスタイリストと同じようにフリーランスでやっている方がほとんどなので、集客のできている方と副業的にしている方では大きな差があります。

また、個人向けサービスの方と企業と提携している方でも差が出てきます。企業の代表方と年間契約している方、また個人の方とも年間契約している方もいます。

ビジネスとして考えるなら、単発のご依頼よりワンクール「3ヶ月」×契約期間で毎月収入を安定させることが好ましいです。

メディアスタイリストも芸能プロダクションと期間契約、番組担当すればワンクール「3ヶ月」×契約期間で受けおることもあります。

また、担当する芸能人の方が番組や広告の契約も同じような形態なのでスタイリストも同じ契約が多いのですが、芸能人の方々と違うのは契約金がないということです。

この契約金と言うのは、他の競合他社には出演しないというものですのでスタイリストには適応されません。別の芸能人を担当することも、その方が競合他社に出演する際のスタイリングはできるということです。

パーソナルスタイリストは契約金はありませんので、年間契約を結んだとしても他の方をスタイリングしても良いわけです。

では、年間契約する顧客のメリットはと言いますと割引ということになります。

単発で依頼するより価格を安く、割引きします。そしてこれは、クライアントとの信頼関係ができてからのサービスになります。

芸能人の方々はスタイリスト代が経費で落とせます。企業の代表や営業職である程度の収入がある方は同じように経費でパーソナルスタイリスト代が落とせる方々もいらっしゃるので、そういうクライアントが集客できれば収入は安定します。

パーソナルスタイリストもお客様をブランディングできる、コンサルタント要素をサービスに加えることでクライアントに必要だと思っていただけるようになりますが、これには経験と実績が必要になってきます。

では、実際の収入はどのくらいかと言いますとサービスメニューにより価格を決めていきます。

◎カウンセリング　1時間1万円

◎スタイリングレッスン　2時間3万円

◎ショッピングアテンド　2時間3万円～5万円

◎ワードローブ診断　3時間3万円～5万円

◎ポートレート撮影　2時間3万円～5万円

◎セミナー講師　2万円～100万円

◎商品開発、バイヤー、PR　3万円～20万円

◎スカーフストールスタイリスト®サービス　5千円～10万円

◎ウエブスタイリング　1000/1時間～5000/1時間

◎着画モデル、読者モデル　1万円～5万円

◎アパレルメーカーとの契約  5万円～100万円

これはISCAで出している料金ですが平均的だと思います。

実際にクライアントと接する時間は上記ですが、他にもショッピングアテンドには下見が必要ですし、ワードローブ診断はコーディネート写真を撮影してお渡しする資料制作もあります。

セミナー講師をするにはプレゼン資料をつくったりしなければなりませんので、その分もふまえて料金を決めます。

スカーフストールスタイリスト®のように教える資格を修得するのも収入を安定させるやり方のひとつです。

日本人は新しい物が好きで、なにか新サービスができると飛びつくという習性がありますので引き出しを多く持ち、変化のあるトレンドセミナーを開催したり、季節ごとにワードローブ診断をご提案したりすることです。

メディアスタイリストは有名になれば、ゼロが1つ増えたりするのも事実です。しかし、メディアスタイリストも1800人で頭打ちになっていますので、今後はメディアスタイリストもパーソナルスタイリストサービスを加える方がでてくるでしょう。

ご自分のサービスの仕組みをしっかりとつくり、常に腕を磨いてブラッシュアップさせて経験と実績を積みましょう。

継続は力なり、ビジネスとしてしっかりと組み立てることをおすすめします。

ビジネスをスタートさせたばかりの方や、これからスタートさせる方は先ず経験と実績が必要なのでモニターを集いアンケートやPR写真を撮影して自分のサービスを知ってもらいましょう。そして、SNSで発信したり、拡散して口コミで広めていきます。

ある程度の投資ができる方はFacebookページをつくり広告を出したり、お客様がいそうなイベントなどに出向き交流から営業します。

その際、気を付けたいことは売ることに一生懸命にならず、先ずは自分のサービスを知ってもらい価値あることだと興味をもっていただくことです。

信頼関係を築き、必要な方に買っていただくことによりビジネスは仕組化していきます。そして、個人起業は人のせいにはできません、全て自己責任。自分を信じ自分の強みを生かして長いスタンスでパーソナルスタイリストとして活躍することをISCAでは応援させていただきます。